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( ・∀・)と六つの銃弾のようです 第一話 2011年01月02日 ( ・∀・)と六つの銃弾のようです トラックバック:0コメント:0

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:22:31.49 ID:8KGMxz/zO



この世界は今、神のためだけに存在している。


神と名乗る男は数人に天使の力を与え、世界を支配した。


民は搾取されながらも、洗脳によって笑顔を浮かべている。


奇跡的に洗脳を逃れた反逆者は虱潰しに消されて来た。





4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:24:02.57 ID:8KGMxz/zO



僕は神を呪い、自分の無力を呪い続けた。


力を手にし、時が来るまでは。


さあ。


復讐を始めよう。





6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:25:32.35 ID:8KGMxz/zO




( ・∀・)と六つの銃弾のようです



第一話
:開戦




7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:28:06.14 ID:8KGMxz/zO


神を頂点とした世界政府の本拠地である世界首都「VIP」。

白い石造りの家々の並ぶ美しいこの街の中心。
天まで届く程巨大な城「メタトロン」に、神とその部下達は居を構えている。

月光の差し込む夜、メタトロン城の上層階の会議室の円卓には七人の男女が腰掛けていた。
両目に傷を負った初老の男性、ロマネスクは書類に目を通し溜め息をついた。

( ФωФ)「で、この仮面の男達の手掛かりは未だに掴めていない。と。」

報告を終えた男に視線を合わせず、そうこぼした。




9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:30:05.35 ID:8KGMxz/zO


責めるような言葉を投げつけられたにも関わらず、無表情で青年は説明を続ける。

( <●><●>)「恥ずかしながら。
      兵との交戦中は私の『能力』で監視して来ましたが、部隊長である天使を殺害後すぐ霧が発生。
      霧が晴れた後は文字通り煙のように消えてしまいます。」

「かなり強いっぽいからな。アイツらにゃ荷が重いって。」

炎のように赤い髪の軽薄そうな男が口を挟んだ。




12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:32:11.77 ID:8KGMxz/zO


(,,゚Д゚)「まず戦闘開始から殺害、逃亡までが早すぎ。救援も間に合わねーっての。
     まぁオレなら瞬殺だろうけどなwwwww
     なぁしぃw」

(*゚ー゚)「そうそう。私の『能力』使おうにも、死んでからじゃ意味ないし。
    ねーギコくん。」

ギコの隣に座る女性が同意し、周りの視線が無いかのごとく二人はイチャつき始めた。


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:34:14.05 ID:8KGMxz/zO


/ ゚、。;/「あー…報告の続きがあると思うんだが、続けてもらっても良いかな?
      ワカッテマス君。」

すらっと縦に長い中性的な女性が、呆気に取られたワカッテマスに声を掛けた。
空気を読まない二人のイチャつきに呆れていた彼は、気を取り直して資料を捲った。

( <●><●>)「失礼しました。
       えー…現在確認している仮面の男は三人です。
       三人とも動物をモチーフにした仮面を被っております。
       ヘビ、クマ、針鼠です。
       が、まだ複数いる可能性があります。」




15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:36:03.67 ID:8KGMxz/zO


 _、_
( ,_ノ` )「あと全員が魔術師みてぇなローブ被ってんだよな。
     後手に回らなきゃいけねぇっつうのはイライラしちまうねぇ。
     だが、被害者が名の知れた天使ばっかだから対策は立てやすい。」

無精髭を撫でながらダンディズムの塊の様な男、渋沢がボヤいた。


神の軍団はこの三日間、謎の集団に襲撃を受けている。




17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:38:22.21 ID:8KGMxz/zO


狙われているのは主要戦力の天使ばかり。
世界を支配して以来、初めての敵対勢力の出現に少なからず混乱していた。

/ ゚、。 /「まぁ当面の対策としては天使周辺の監視、警護しかないだろう。
      VIP配属は我々以外に誰がいる?」

( <●><●>)「目立った天使は…
      能天使隊の『カマエル』、シラネーヨくらいですかね。
      しばらくは彼周辺の監視を徹底しましょう。」




20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:40:46.36 ID:8KGMxz/zO



( ФωФ)「さて…」

方針が決定した事でロマネスクは立ち上がった。

( ФωФ)「我々への攻撃。つまり神への反逆に他ならない。
       反逆者を野放しにしていいのであろうか?
       …わかるな?
       神を思うなら行動で示せ。
       七大天使(アークエンジェルズ)に喧嘩を売った事を後悔させてやろうではないか。
       …全ては神のために!」




22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:43:35.56 ID:8KGMxz/zO


                _、_
゚、。 /,゚Д゚)゚ー゚)●><●>)_ノ` )д川


「「「全ては神のために!!!」」」


全員が立ち上がりロマネスクに応えた。

(;ФωФ)(貞子いたのか…)

会議中一度も声を発さなかった貞子を含め、一斉に行動を開始しようとした。




24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:45:08.68 ID:8KGMxz/zO


/ ゚、。 /「ではシラネーヨに伝令を…」

( <●><●>)「…ちょっと待ってください。」

ワカッテマスが部屋を出ようとした全員を呼び止めた。

( <●><●>)「ギコさん、しぃさん、すぐさま南地区第三門まで急行してください。


      …シラネーヨが仮面の男と遭遇したようです。」




25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:47:07.73 ID:8KGMxz/zO


……

遡ること30分前。南地区第三門。シラネーヨは哨戒中だった。

警護を含めた20の兵を引き連れていた。

( ´ー`)「全くルーティンワークはつまんネーヨ。
      あー…天使狩りでもこねーかな。」

シラネーヨは心底退屈だった。
その上、自らの力に絶対的な自信を持っていた。




27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:49:12.30 ID:8KGMxz/zO


( ∵)「そんな事言わんで下さいよ…
   ラジエル様も殺されましたし…」

シラネーヨの側近の兵が会話に応えた。

( ´ー`)「あぁ?あの頭でっかちの荒巻ジジイかよ。
      あのクソジジイをヤった程度の相手、警戒に値しネーヨ。
      まぁ魔術師のローブ着たヤツがいたらすぐ言ってくれヨ。」

/ ▲)「こんなローブ着てるヤツだろ?
    まぁオレはすぐ逃げた方が賢いと思うけどね。」




29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:53:08.07 ID:8KGMxz/zO


( ∵)「そう。こんなローブ着たヤツ…で……す…!?」

隊の先頭にいたシラネーヨの隣に、その男はいつの間にか立っていた。

男は軽口を叩くと、細い路地へと姿を消した。
当然、シラネーヨはすぐさま後を追い始める。

男は常人では有り得ない程のスピードで闇に浸かった路地を駆け抜けた。
この街の路地裏は、地元民でも迷ってしまうほど入り組んでいる。

しかし、天使の力を授かったシラネーヨは男を見失わない。

追走劇もそう長くは続かず、男は袋小路で足を止めた。




30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:55:34.17 ID:8KGMxz/zO


( ´ー`)「おう。追い掛けっこはもう終わりかーヨ。
      逃げ足の自信はあったようだが、オレの前では無駄だーヨ。」

あれだけ走っておきながら、微塵も息を上げずに話し掛けた。

/ ▲)「…。」

パサッ
(ミ∩・∀・)「まぁアンタが追い付けるように走ったんだけどね。」

フードを下ろし、男は顔を露わにした。まだ成人したばかりであろう若造だった。




32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:57:15.58 ID:8KGMxz/zO


シラネーヨは値踏みするように言った。

( ´ー`)「お前が話題の天使狩りだな。
      大人しくしろとは言わねーけど、まー楽しませてくれヨ。」

( ・∀・)「エラい好戦的だね。
      部隊ともはぐれちゃったのに。
      あ。初めまして。僕はモララーと申します。覚えましたか?」

男は飄々と会話を続ける。

( ´ー`)「意外と礼儀正しいじゃねーかヨ。
      尋問する手間が省けて良かったーヨ。」




33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 02:59:22.53 ID:8KGMxz/zO


( ・∀・)「まぁ敬意は払って置かないと…」



( ・∀・)「アンタの葬式に出るつもりも無いから、今のウチに、と思って。」



モララーがそう言うと同時。路地裏にピシ。パキパキッと音が響いた。




34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:01:14.98 ID:8KGMxz/zO




(#´ー`)「調子乗ってんじゃネーヨ」


それは、石畳の割れる音だった。


(#´ー)「明日は」

(#´十)「お前の葬式になるから」

(#十)「弔辞でも考えてやるヨ。」


石畳にヒビを走らせながら、シラネーヨの体は赤い鎧で覆われていった。




35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:04:09.29 ID:8KGMxz/zO


ものの数秒でシラネーヨの体は、一回りも二回りも大きな鎧に包まれた。
まるで溶岩を想わせるような赤い鎧は、シラネーヨの怒りを顕しているようだった。

さらに、その右手にはドアほどある巨剣が握られている。

(#十)「お前の敬意に応えて本気でヤってやるヨ。

    だだじゃ殺さねえ。仲間の情報聞き出して、家族親族皆殺しにして晒し首にして肥溜めに突っ込んでやる。

    早く仮面被って本気見せやがれ。    その自信ごと叩き潰す。」

シラネーヨは切っ先をモララーに向けた。



38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:06:13.16 ID:8KGMxz/zO


( ・∀・)「家族親族…か。」

モララーの頬が怒りでほんのりと赤く染まった。

( ・∀・)「誰かさんのお陰で家族なんていないから安心しなよ。」

声色を変えず腰から六連装のリボルバーを取り出し、弾丸を一つ込めてカラカラと回すと


銃口を自らのこめかみにあてた。





39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:08:03.82 ID:8KGMxz/zO


(#十)「一人でロシアンルーレットかヨ!?
    なにがしてーんだヨ!」

モララーはシラネーヨの驚きも意に返さずハンマーを起こした。

( ・∀・)「まあ見てなって。」




40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:09:21.75 ID:8KGMxz/zO



( ・∀・)ひとつ


カチン


( ・∀・)ふたつ


カチン


( ・∀・)みっつ





41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:10:21.75 ID:8KGMxz/zO






パンッ







42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:12:13.99 ID:8KGMxz/zO


乾いた音がモララーのこめかみを貫いた。

だが、血は一滴も飛び散らず、モララーはそのまま立ち尽くしていた。

リボルバーにヒビが入り、光の粉になって砕けると、モララーの頭と右手の周りに集まった。

徐々に光は形成され、ヘビのような仮面と、青銅のような棒になった。


( Φ ..Φ)「…と。まぁコレが僕の本気の姿だから。」


モララーは棒の先をシラネーヨに向けた。




43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:14:03.11 ID:8KGMxz/zO


( Φ ..Φ)「まったく…なんだろね。この格好…
アンタの真っ赤な鎧が羨ましいよ。」

(#十)「なにワケのわからんことを言ってるんだーヨ。」

シラネーヨは息を一度吸い、剣を構え直した。



(十)「『神を見る者。カマエル』…推して参る。」



シラネーヨは鎧の重さなど意に介さず、空へ、跳んだ。




45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:17:28.25 ID:8KGMxz/zO


( Φ ..Φ)「良い鎧だよね…堅そうだし、重量も有りそうだ。
      石畳割るなんてスゴい重さだよ。
      それでそんだけ跳ぶなんて羨ましい限りだよ。
      剣の重みも加えたらかなりの威力だろうね。
      あぁ…羨ましいなぁ…。」

建物の4階ほどの高さまで跳んだシラネーヨを見上げながらモララーはぶつぶつとしゃべり続ける。

シラネーヨはモララーの真上まで跳び上がり、重みを生かして巨剣を振り落とした。狙うは左腕。




46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:20:57.69 ID:8KGMxz/zO


モララーに剣が触れる直前、小声で呟いた。


( Φ ..Φ)「レヴィアタン・スタッフ」


赤い隕石と、嫉妬にまみれた蛇が衝突する。
鎧と剣の重さ、落下スピードを纏った一撃は、いとも簡単に貫いた。



シラネーヨの左胸を。モララーが手にしたスタッフによって。






47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:24:08.91 ID:8KGMxz/zO


(;十)「…な」

シラネーヨの振り落とした必殺の一撃は、モララーの左肩の上でピタリと止まっていた。

( Φ ..Φ)「まぁあんたの力はオレが使わせて貰うけど。」


そう呟きながらスタッフを胸から引き抜いた。

シラネーヨが纏っていた鎧は徐々に姿を消していった。

(; ー ) 「なぜ…そん……な棒っ切れ…で………オレの鎧を…?」

シラネーヨは力無く石畳に体を横たえながら、疑問を口にした。




48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:27:22.91 ID:8KGMxz/zO


( Φ ..Φ)「この仮面を付けている間、僕に掛かるエネルギー、威力を操作することが出来る。
      アンタの鎧と剣、地面を見る限りかなりの重さだろ?
      アンタの超重量の斬撃をスタッフに移しただけ。」

呼吸が止まってしまいそうなシラネーヨを見下しながら、モララーは続けた。

( Φ ..Φ)「エネルギー操作が三つ目の銃弾、レヴィアタンの能力さ。」


(,,゚Д゚)「ベラベラとよく喋るじゃねぇか。
     あぁ?ゴルァ!」




50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:29:25.83 ID:8KGMxz/zO


モララーが飛び退くと、先程までいた足下に火球が着弾し、クレーターを作った。

( Φ ..Φ)「カッコイイ登場の仕方だね。
      ウリエルのギコさん……だったっけ?」

建物の屋根の上に、右手から煙を上げながらギコは立っていた。

(,,゚Д゚)「そうだ。ウダウダ言わずに大人しくしろ……!?」

ギコがモララーに近付こうとした瞬間、辺りから濃霧が立ち込め始めた。




51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/27(月) 03:31:20.38 ID:8KGMxz/zO


∴;Φ∵:Φ:「僕はアナタの相手じゃ無いんで、今日の所は失礼しますよ。っと」

暫くして霧が晴れると、モララーはすでに消えていた。


ギコはシラネーヨの隣にしゃがみ込んでいるしぃに視線を送る。
しぃは視線に気付くと、うつむきながら首を横に振った。


続く






( ・∀・)と六つの銃弾のようです 第二話
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