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(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第三部 第二十話 2011年03月24日 ( ^ω^)ブーンが精神病になったようです(ヽ゚ω゚) トラックバック:0コメント:0



683 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:31:06.99 ID:akY5Kxsr0
ブーンは小学6年生だった

( ▽)「ブーン君、もうすぐアヤともお別れだね・・・」

( ^ω^)「?
      アヤちゃんはVIP中学に進学しないのかお?」

( ▽)「・・・」

アヤはしばらく無言だった
ブーンはなぜアヤが黙っているのか分からなかった

687 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:33:46.72 ID:akY5Kxsr0
( ▽)「実はね・・・」

( ^ω^)「なんだお?」

( ▽)「アヤ、小学校卒業したら、アメリカに引っ越すの・・・」

(;^ω^)「ア、アメリカかお!?」

( ▽)「うん・・・
       だからブーン君ともお別れしないといけないの・・・」

(;^ω^)「そんな・・・」

689 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:37:14.04 ID:akY5Kxsr0
( ▽)「お父さんの仕事の都合みたい・・・
       でも、まだ先だから、今すぐじゃないよ!」

(;^ω^)「でも、いずれお別れだお・・・
      寂しいお・・・」

( ▽)「アメリカに行ってもブーン君のことは忘れないよ!
       アヤとブーン君はずっと友達だよ!」

( ^ω^)「うんだお・・・」

693 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:51:43.88 ID:akY5Kxsr0
やがてVIP小学校も卒業式を迎えた

式は終わりに近くなり、最後に皆で巣立ちの歌を歌うところだった

「花の色~♪雲のかげ~♪」

ブーンも伴奏に合わせて歌を歌った

( ^ω^)「なつかしい~♪あの思い出~♪」

ブーンは歌いながら小学校6年間を楽しかった思い出を思い出していた

694 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:56:19.96 ID:akY5Kxsr0
これでクラスの皆ともお別れで、学校に来るのも最後と思うと胸が熱くなってきた
ブーンは涙が出そうになったが、泣いたら格好悪いと思い、必死に我慢して歌った

( ^ω^)「過ぎし日の~♪窓に残して~♪」

ブーンの隣にはアヤが立って歌っていた

ブーンはチラッとアヤのほうを見た

( ; ▽ ; )「巣立ちゆく~♪今日の別れ~♪」

アヤは歌いながら、涙を流していた

695 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 18:58:51.24 ID:akY5Kxsr0
それを見たブーンは今まで我慢していたものが一気にこみ上げた

( ;ω;)「いざさ~らば~♪さらば先生~♪」

ブーンは溢れてくる涙を止めることができなかった

( ;ω;)「いざさ~らば~♪さらば~と~もよ~♪」

ブーンは涙声になり、歌をきちんと歌えなくなってきた

697 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/13(月) 19:03:02.85 ID:akY5Kxsr0
アヤは歌うのをやめ、下を向き、両手で顔を覆っていた
かすかに嗚咽が聞こえたが、皆の歌声でかき消されえた

( ;ω;)「うつくしい~♪明日の日の~た~め~♪」

歌は終わり、ピアノの伴奏もやんだ

会場である体育館でからは、すすり泣く声が聞こえてきた


745 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/13(月) 23:27:32.32 ID:akY5Kxsr0
卒業式が終わり、皆母親と一緒に家路に向かい始めた

ブーんはアヤと話したかった

( ^ω^)「カーチャン、ちょっと待っててお」

J(‘ー`)し「どうかしたの?」

( ^ω^)「アヤちゃんと話してくるお」

J(‘ー`)し「ああ
      いっておいで」

747 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/13(月) 23:30:12.45 ID:akY5Kxsr0
ブーンは正門に向かう人ごみの中でアヤを探した

( ^ω^)(アヤちゃん、どこだお?)

走り回ったがなかなか見つからない
小学生の小さな体では、遠くまで見ることができないのだ

(;^ω^)(もしかして帰っちゃったのかお?)

ブーンはアヤが見つからないので、不安になってきた

750 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/13(月) 23:32:47.97 ID:akY5Kxsr0
ブーンは正門から出て、道路の周辺を探した

しかし、アヤは見つからなかった

( ^ω^)(いないお・・・)

ブーンは諦めきれずに、しばらく門の辺りに佇んでいたが、母を待たしていることを思い出し
母の元へ戻った

J(‘ー`)し「おかえり
       アヤちゃんとは会えた?」

( ^ω^)「・・・会えなかったお」

752 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/13(月) 23:38:37.90 ID:akY5Kxsr0
J(‘ー`)し「じゃあ、おうちに帰ろっか」

( ^ω^)「・・・うん」

母はブーンの小さな手を握り、家のある方角へ続く道を歩き始めた

( ^ω^)(・・・アヤちゃん
      最後にもう一度会いたかったお・・・)

ブーンは学校のほうを何度も何度も振り返ったが、アヤの姿が出てくることはなかった

( ^ω^)「・・・」

ブーンは母に手を握られながら、空を見上げた

雲ひとつない快晴の青空にアヤの笑顔が浮かんできた

( ;ω;)(アヤちゃん・・・
      大好きだったお
      もっともっと一緒にいたかったお・・・)

ブーンは再び溢れてくる涙を手で拭い続けた

759 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/13(月) 23:55:08.15 ID:akY5Kxsr0
ブーンはふと目を開けた

むき出しのコンクリートの壁が目に入ってくる
頭上を見上げるが、目に入ってくるのは寂しげに輝いている裸電球だけだった

ブーンはなぜか電球がまもなく燃え尽きようとするのを最後の力を振り絞って
一生懸命光り輝いているように感じた

( ´ω`)(・・・小学生の時の思い出は鮮やかな色だったお)

ブーンは今まで頭に浮かんできた煌びやかな色彩で彩られた小学生時代の思い出と
今自分がいる灰色しかない薄暗い空間の光景のあまりの違いに寂しさを感じた

( ´ω`)(アヤちゃんは、今も元気にしているかお?
      きっとすごい綺麗になってるお)

ブーンは灰色のコンクリートの壁に成長したアヤの姿を思い浮かべた
コンクリートの壁に浮かぶアヤはブーンに向かって笑いかけていた



762 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:02:06.36 ID:YYYRwHE90
ブーンはしばらくそのまま座り続けていたが、ふと眠気を感じた

( ´ω`)(眠たくなるなんて、久しぶりだお
      そういえば、ここに来てから一度も寝てないお)

ブーンは眠気を感じるのが不思議だった

( ´ω`)(それにしても苦しいお)

目を開けていると、再び息苦しくなってくるのだ

( ´ω`)(眠ったら楽になるのかお・・・)

眠気は徐々に強くなってきていた
ブーンは眠気に任せて、目を再び閉じた

768 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:08:03.07 ID:YYYRwHE90
ERは依然として緊迫した雰囲気に包まれていた

ξ゚⊿゚)ξ「院長!
       心拍数が危険域に入りました!」

('A`)「心臓マッサージの用意をする!」

( =゚ω゚)ノ「私がやりましょうか?」

('A`)「いや、直接私が行う!」

(*゚-゚)「ブーン君!
     死んじゃダメよ!」

しぃ看護婦長は目に涙を浮かべながら、ブーンに呼びかけた

779 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:15:14.53 ID:YYYRwHE90
ブーンの目の前に昔住んでいた家の景色が広がった

J(‘ー`)し「ブーンも今日から中学生ね
       ほんと子供の成長は早いわ」

母はそういうとため息をついた

(;^ω^)「ちょ
     カーチャン
     制服が大きいお」

J(‘ー`)し「いいのよ、それで
       男の子はすぐに大きくなるんだから」

母はそういうとブーンの頭をポンと軽く叩いた

782 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:18:16.60 ID:YYYRwHE90
(  )「ブーンも遂に中学生か
    トーチャンももうすぐ背を抜かれそうだな」

父は制服を着たブーンに、笑いながら話しかけた

( ^ω^)「まだまだトーチャンのほうがでかいお」

(  )「ははは
    そうだな
    でも、トーチャンは大きくなったブーンの姿が早くみたいよ」

父は我が子の成長を心底喜んでいた

786 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:20:39.34 ID:YYYRwHE90
( ^ω^)「僕が高校生になる頃にはトーチャン抜いてるお」

(  )「ははは
    それは楽しみだな
    ブーンが高校生になるのを待ってるぞ」

( ^ω^)「じゃあ行ってきますお!」

J(‘ー`)し「いってらっしゃい
       車には気をつけてね」

( ^ω^)「うんだお!」

ブーンは自転車に乗り、初めて登校するVIP中学校へ向かった

796 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:25:55.87 ID:YYYRwHE90
(・∀・)「院長!
     容態はどうなってるですか!」

診療部長が息を切らしながら、ERに入ってきた

(*゚-゚)「診療部長!
     ブーン君を助けてあげてください!」

しぃ看護婦長の目は真っ赤だった

(・∀・)(それほど危険なのか!?)

診療部長は部屋のただならぬ雰囲気としぃ看護婦長の狼狽振りから、
ブーンが危険な状態であることを察知した

799 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:28:34.88 ID:YYYRwHE90
( =゚ω゚)ノ「患者は心拍数が低下
      危険域まで下がっています」

(・∀・)「なんだと!?」

診療部長はブーンの心臓が止まりかけていることを知り、驚いた

ξ゚⊿゚)ξ「ここに来る前に強心剤を打っています!
       まだしばらくは大丈夫だとは思いますが、危険な状態です!」

(・∀・)「くそっ!」

802 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:34:36.17 ID:YYYRwHE90
(  )「さて、そろそろ私も出勤するかな」

ブーンが出かけた後、父が会社に行く為に玄関で靴を履き始めた

J(‘ー`)し「今日もお仕事頑張ってね
       アナタの両肩には私とブーン命がかかってるんだから」

(  )「おいおい
    プレッシャーかけないでくれよ、かあさん」

J(‘ー`)し「フフ
       冗談よ、アナタ」

806 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:38:03.81 ID:YYYRwHE90
(  )「ははは
    じゃあ今日も頑張ってくるよ
    今日は、取引先の会社の昨年度の会計報告書の作成をしないといけないから
    遅くなるかもしれない」

J(‘ー`)し「そうなの
       じゃあ、晩御飯は遅めに作っておくわ」

(  )「そうしてくれると助かるよ
    じゃあ行ってくる」

J(‘ー`)し「いってらっしゃい
       最近、交通事故が多いようだから気をつけてね」

(  )「大丈夫だよ
    こう見えても学生時代はラグビーやってたんだぞ」

父は胸をドンと叩くと、家を後にした

829 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 00:59:11.13 ID:YYYRwHE90
ブーンの心拍数は未だ下がり続けている

ξ゚⊿゚)ξ「院長!
      患者の心拍数が下がり続けています!」

(・∀・)「院長!
     すぐに使えるようパドルを用意しましょう!」

('A`)「よし!
   すぐに用意しろ!」

( =゚ω゚)ノ「私が持ってきます!」

(*゚-゚)「ブーン君!
    頑張ってよ!
    生きてよ!
    ねえっ!!」

ツン看護婦長の声が一際大きく慌ただしいERに響き渡った

839 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 01:08:58.09 ID:YYYRwHE90
ブーンは中学2年生になった

( ^ω^)「カーチャン、トーチャン今度クラブの試合があるんだお
      で、僕レギュラーで初めて試合に出るんだお!」

(  )「おー、それはすごいな
    さすが我が息子」

J(‘ー`)し「怪我しないようね」

ブーンは中学校でサッカー部に所属していた

844 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 01:11:50.68 ID:YYYRwHE90
(*^ω^)「1年の時は、ずっと補欠だったから嬉しいお
      頑張ってきたかいがあったお」

(   )「トーチャンも学生時代はラグビー部でレギュラーだったんだぞ
     すごいだろー」

J(‘ー`)し「アナタ・・・
       息子と張り合ってどうするのよ」

(   )「ははは」

( ^ω^)「トーチャンすごいお!
      僕、大人になったらトーチャンみたいにあるお」

848 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 01:14:55.60 ID:YYYRwHE90
(   )「おお
     トーチャンみたいになるのか
     でも、トーチャンのしている仕事に就くのは大変だぞー
     ものすごい難しい国家試験ってのを受けて合格しないといけないんだぞ」

( ^ω^)「そうなのかお?
      じゃあ僕もコッカシケン受けるお」

(  )「ははは
    受けるだけじゃだめだ
    合格しないといけないぞ」

( ^ω^)「受けたら合格できるお!」

851 名前: ◆vUsDOjbm1w 投稿日:2006/02/14(火) 01:20:00.17 ID:YYYRwHE90
(  )「おーすごい自信だな
    毎年沢山の人が受けるが、受かるのはわずかで
    しかも3次まである試験なんだぞ」

( ^ω^)「難しいそうだお・・・
      じゃあ、大学に行って勉強するお!
      そしてら合格できるかお?」

(   )「そうだなー
     大学に行っても勉強しないとだめだぞ
     ま、頑張るんだな」

( ^ω^)「うんだお」

J(‘ー`)し「ブーンは大学に行くのかー
       偉いねー」

(*^ω^)「えへへだお」

43 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/14(火) 19:55:54.80 ID:YYYRwHE90
( ^ω^)「頑張って大学に進学するお!」

(  )「そうかー
    じゃあトーチャンも頑張って働かないといけないなあ」

J(‘ー`)し「まあ今は大学への進学率が高いから
      ブーンが大学へ進学することは大事かもねー」

( ^ω^)「これからはクラブだけじゃなくて、勉強も頑張るお!」

(  )「頑張れよ、ブーン!
    トーチャンはお前が会計士になるのを楽しみにしてるぞ」

その晩、父はとても楽しそうに笑っていた

948 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/14(火) 13:55:33.04 ID:YYYRwHE90
>>921
第2部以降では、統合失調症に侵されたブーンの精神世界の動きを具現化して描いているので、
リアリティといった観点から見ると、あまり現実感は感じないかもしれません

統合失調症という病気に侵食された中で、ブーンの中でどのような変化が起こっているのかを
ブーンの視点から観て頂けると、良いと思います

953 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/14(火) 14:34:51.60 ID:YYYRwHE90
>>948追記
特に3部では精神世界の展開が中心となっているので、抽象的で幻想的な表現の箇所も出てきますが
あくまでブーンの中の心象風景と捉えてください





(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第三部 第二十一話
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