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(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第三部 第二十二話 2011年03月24日 ( ^ω^)ブーンが精神病になったようです(ヽ゚ω゚) トラックバック:0コメント:0


203 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:04:58.21 ID:u4zyimvP0
やがて二人は自宅に到着した

( ^ω^)「ただいまだお」

(  )「おかえり
    結構遅かったな」

J(‘ー`)し「色々話してたからね」

(  )「ふーん」

ブーンはポチの足の裏の汚れをふき取っていた

205 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:07:45.49 ID:u4zyimvP0
( ^ω^)「ポチごはん食べるお」

U゚∀゚U「ワン!」

J(‘ー`)し「アナタ、私達の為に働いてくれてありがとう」

(  )「おいおい、どうしたんだ急に」

J(‘ー`)し「いえ、なんでもないわ」

(  )「なんだよ、一体・・・」

210 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:11:03.14 ID:u4zyimvP0
ブーンの母は高校を卒業して、すぐに就職した為、大学に進学していない
家が貧しかった為、大学に行く為の学費がなかったのだ

J(‘ー`)し(ブーンはアナタと同じように大学に進んで、立派な仕事に就こうとしている
       本当に良かったわ)

経済的な理由で大学に進学できなかった母はブーンが大学にいけるだけの環境が整っていることが
嬉しかった

J(‘ー`)し(ブーン、頑張ってね・・・)

ポチの頭を撫でているブーンを見ながら、母は心でつぶやいた

213 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:13:18.91 ID:u4zyimvP0
( ^ω^)「あれ?」

J(‘ー`)し「どうしたの?」

( ^ω^)「ポチがご飯残しているお・・・」

J(‘ー`)し「まあ・・・
       珍しいわね」

( ^ω^)「ポチ?
     お腹すいてないのかお?」

U゚∀゚U「ワン!」

ポチはいつもと同じように元気に尻尾を振りながら、吠えた

218 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:15:16.70 ID:u4zyimvP0
(  )「ほう
    ポチがご飯残すなんて初めてだな・・・」

父はポチの腹の辺りを見ながら、なにやら考え込んでいる様子だった

( ^ω^)「ポチもたまにはご飯残すお」

(  )「ふむ・・・」

J(‘ー`)し「そうね
       ポチもたまには食べたくない時があるわよね」

(  )「・・・」

223 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:18:27.62 ID:u4zyimvP0
翌日、ブーンは学校から帰ってくるといつものようにポチに声をかけた

( ^ω^)「ポチ
      ただいまだお!」

U゚ω゚U「ワン」

心なしかポチの鳴き声が小さかった

J(‘ー`)し「ブーン
       クラブでどろどろでしょ
       お風呂入りなさい」

( ^ω^)「うんだお」

ブーンは庭にあるポチの犬小屋を離れ、風呂場へ向かっていった

226 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:21:01.20 ID:u4zyimvP0
しばらくしてブーンは風呂から上がって、リビングにやってきた

キッチンでは母が夕飯の準備をしていた

( ^ω^)「ふー、すっきりしたお」

J(‘ー`)し「毎日頑張ってるわね」

( ^ω^)「レギュラーだから頑張るお」

J(‘ー`)し「そういえばポジションはどこなの?」

( ^ω^)「サイドバックだお」

231 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:23:13.79 ID:u4zyimvP0
J(‘ー`)し「サイドバック?」

( ^ω^)「そうだお」

J(‘ー`)し「へー、なんだか大事そうな所ね」

( ^ω^)「近代サッカーの要のポジションだお」

J(‘ー`)し「すごいわねー
       ポチにご飯あげなさいよ」

( ^ω^)「分かったお」

234 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:25:54.60 ID:u4zyimvP0
( ^ω^)「ポチー
      ご飯だお」

ブーンは器にドッグフードを盛って、ポチの犬小屋に向かった

U゚ω゚U「ク~ン・・・」

ポチは寝そべったまま目だけを動かすが、起き上がらない

( ^ω^)「ポチ?
      ご飯いらないのかお?」

ブーンはポチの鼻先にエサの入った器を置いた

236 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:28:03.97 ID:u4zyimvP0
J(‘ー`)し「どうしたの、ブーン?」

( ^ω^)「ポチがご飯食べたがらないお」

J(‘ー`)し「今日もなの?
       それはおかしいわね・・・」

( ^ω^)「ポチ!
      ご飯だお」

U゚ω゚U「クウ~ン・・・」

ポチは相変わらず寝そべったまま動こうとしない

239 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:31:44.63 ID:u4zyimvP0
( ^ω^)「・・・おかしいお」

ポチがブーンの家に来てから6年が経っていた
ポチは6歳である

犬の6歳といえば、まだまだ元気旺盛な時期である

食事を欲しがらないという事は普通ではないのだ

J(‘ー`)し「少し様子を見て、おかしかったら病院に連れて行きましょうか?」

( ^ω^)「うんだお・・・」

ブーンはポチが明らかに元気がないのが、とても心配だった

248 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:36:57.45 ID:u4zyimvP0
ブーンは小学3年生から中学2年生の今に至るまで、常にポチが側にいた

ブーンにとって、ポチはかけがえのない家族であり、小さい頃は同じ布団で一緒に寝たりもした

( ^ω^)「ポチ・・・
      元気になってお・・・」

その晩、ブーンはポチを自分の部屋に連れて行き、一緒に寝た

U゚ω゚U「クウ~ン・・・」

ポチはブーンが心配しているのを感じたのか、か細い鳴き声で一生懸命ブーンに答えているように見えた
そして、ブーンの顔を一生懸命舐めるのだ

( ;ω;)「ポチ・・・」

257 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:40:35.72 ID:u4zyimvP0
ブーンは布団にポチを横にして、一晩中撫でていた
ポチは徐々に元気がなくなってきているように感じた

( ;ω;)「ポチ・・・
      死んじゃダメだお・・・」

ポチはまるまったまま動かない
しかし、ブーンに撫でられる度にお返しとばかり弱弱しく顔を上げ、か細く鳴いた

それは、まるでブーンにありがとうと言ってるようだった

266 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:46:16.09 ID:u4zyimvP0
やがて、朝がやってきた
ポチは明らかに昨晩より弱っていた

U´ω`U「クゥ・・・ン」

ポチは喘ぎながら、苦しそうに呼吸をしていた

( ;ω;)「カーチャン!
      ポチが危ないお!
      朝一番で病院に連れていくお!」

J(‘ー`)し「そうね!
       でも、病院は9時からだわ
       まだ開いてない・・・」

こうしている間にもポチの呼吸はどんどん弱くなっていった

271 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:51:33.33 ID:u4zyimvP0
( ;ω;)「このままじゃポチが死んでしまうお!
      電話して、時間外診察をお願いするお!」

ブーンはそう言うと、急いで近くの動物病院に電話した

電話「プルルルル・・・
    プルルルル・・・
    ガチャ
    はい、うましか帽物病院です」

( ;ω;)「もしもしだお!
      うちの犬が死にそうだお!
      急いで見て欲しいお」

電話「すいませんが、当病院は9時開院になっています
    時間外診察は受け付けておりませんので、9時にお越し下さい」

( ;ω;)「そんな・・・!!
      ポチが死にそうなんだお!」

電話「申し訳ございませんが、当病院では時間外診察は行っておりません
    それでは失礼致します」

そこで電話はきれた

279 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:54:49.16 ID:u4zyimvP0
まだ9時まで1時間ある
ブーンは気が気ではなかった

( ;ω;)「ポチ!
      もう少しの辛抱だお」

U´ω`U「クゥ・・・ン・・・」

ポチは丸まってるのが、辛くなってきたのか、完全に横になって喘いでいた
呼吸は今にも止まりそうなほど弱弱しい

( ;ω;)「ポチ!
      頑張るお!」

ブーンのポチの側を離れずに、一生懸命ポチの体をさすり続けた

285 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 01:57:15.61 ID:u4zyimvP0
U´ω`U「ゲフッ!」

ポチは体を横たえたまま急に嘔吐した

( ;ω;)「ポチ!」

ポチの体は小刻み震えている

U´ω`U「ガフッ!
      ゲフッ!」

ポチの嘔吐はしばらく続いた

290 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 02:00:26.32 ID:u4zyimvP0
ポチは震えながら、立ち上がり、どこかに向かいだした

( ;ω;)「ポチ!
      どこに行くんだお」

ポチはよろけながら、庭の自分の犬小屋のところまで歩いていった

( ;ω;)「ポチ!
      無理しちゃダメだお!」

ポチは自分の犬小屋につくと、そこでゆっくりと横になった

U´ω`U「クゥ~ン」

ポチはそこで一声鳴いた

ブーンは自分が呼ばれているように感じた

294 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 02:03:13.51 ID:u4zyimvP0
( ;ω;)「ポチー!」

ブーンは急いでポチの所に走り寄った

ポチはもはや動く気力がないのか、全く動かなくなった
かすかに呼吸音だけが聞こえる

( ;ω;)「ポチ!
      死んじゃダメだお!
      また元気になって一緒に散歩するお!」

U´ω`U「・・・」

ポチは目だけを動かして、ブーンを見つめた

301 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 02:05:56.64 ID:u4zyimvP0
( ;ω;)「ポチ!
      ポチ!
      頑張ってお!」

ブーンはポチにすがりつき必死に声をかけた

U´ω`U「ク・・・・ン・・・・」

かすかに聞こえる程度の小さな鳴き声でポチはブーンに答えた

もはやポチの体温は冷たくなりつつあった

305 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 02:09:11.26 ID:u4zyimvP0
( ;ω;)「ポチ!
      寒いのかお!
      今暖めるお」

ブーンは急いで毛布を持ってきて、ポチにかぶせた

ポチは目だけ動かし、ブーンを見つめ続けていた

ブーンは必死にポチを毛布の上からさすり続けた

( ;ω;)「ポチ!
      死んじゃいやだおー!」

ブーンはポチに抱きつき、暖めようとした

309 : ◆vUsDOjbm1w :2006/02/15(水) 02:12:38.78 ID:u4zyimvP0
U´ω`U「ワ・・・ン・・・」

ポチは鳴いた
それがポチの最後の鳴き声であった

( ;ω;)「・・・ポチ?」

ブーンはポチの顔を見た

ポチの目はブーンに向けられていた
しかし、その目には生気が感じられなかった

ブーンはポチの胸に手をあてた
手の先からは何の鼓動も感じられなった

( ;ω;)「うわああああああああ!
      ポチー!」

ブーンはその場に崩れ落ち、大声で泣き続けた





(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第三部 第二十三話
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