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(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第六部 第四十話 2011年04月04日 ( ^ω^)ブーンが精神病になったようです(ヽ゚ω゚) トラックバック:0コメント:0


646 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:28:43.54 ID:qn6p16TR0
「・・・おくさん」

「・・・おくさん」


・・・・・・・・・・・・・・・


J( 'ー`)し「う・・・」

(゚∞゚)「奥さん、大丈夫ですか?
    だいぶうなされておられたが・・・」

母はペー医師の言葉で目を覚ました

J( 'ー`)し「・・・はい
      大丈夫です」

(゚∞゚)「ずいぶん汗をかいておられる
    水を飲みなされ」

ペー医師は水の入ったコップを母に渡した

J( 'ー`)し「ありがとうございます」

648 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:31:24.95 ID:qn6p16TR0
(゚∞゚)「何かいやな夢でも見られましたかな?」

水を飲み、一呼吸置いてから母は答えた

J( 'ー`)し「・・・少し昔のことを見ていました」

(゚∞゚)「過去の思い出を見るのは夢ではよくあることです」

J( 'ー`)し「はい
      私にとって最も辛かった時期でした・・・」

(゚∞゚)「なるほど
    それでうなされておられたのですか・・・」

ペー医師は気の毒そうに言った

649 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:35:00.36 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「主人が亡くなった当時のことです
      あれから私達の人生は一変しました」

(゚∞゚)「ふむ
    あまり詳しくお聞きしない方がよさそうですな」

J( 'ー`)し「今でも、もしあの時が来なければと思うことがあります
      もし過去を変えれるのなら、主人が亡くなる日に戻して欲しいものです」

(゚∞゚)「ずいぶん、ご苦労をされたようですな
    ・・・少し話しませんか
    辛い記憶は誰かに打ち明けると気持ちが軽くなることがありますよ」

J( 'ー`)し「そうですね」

653 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:41:20.56 ID:qn6p16TR0
(゚∞゚)「今日はいい天気です
    春の訪れもまもなくですな」

ペー医師は窓を見た

J( 'ー`)し「そうですね
      風が気持ちいい」

(゚∞゚)「そういえば食事を残してることが多いとか
    ちゃんと食べないと体に力がでませんぞ」

J( 'ー`)し「すいません
      何だか食欲がわかなくて・・・」

(゚∞゚)「無理しても、食事はきちんと採って下さい
    食は万病に効く栄養ですぞ」

J( 'ー`)し「わかりました」

しばらく病室に沈黙が続いた

655 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:45:51.94 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「主人が亡くなってから、急激にお金に困るようになりました」

母は自分の過去を話し始めた

(゚∞゚)「・・・」

ペー医師は黙って母の言葉に耳を傾けた

J( 'ー`)し「とにかく売れるものは売りました
      ・・・車も、家具も、果てには家と土地も
      とにかく私達母子は生きていかないといけなかった
      売れるものは全て売り、ローンなどの支払いに当てました」

(゚∞゚)「いまどきのローンはどこの家庭でもありますからな」

J( 'ー`)し「そうですわね
      今から8年近く前のことですが、我が家にもローンがあったんです」

656 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:51:12.60 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「当時はまだ今ほど景気が悪くなかったので、不動産も動産も割りとよい値で売却できました
      これで返済するものはなくなると思い、一段落したところで私達母子は今住んでいるアパートに
      引っ越しました
      ブーンもちょうど中学を卒業した所だったので、時期的にもよいと思ったのです」

(゚∞゚)「引越しはお子さんの学校の問題もありますからな」

J( 'ー`)し「そうです
      ブーンの通学のことも考えて、高校の近くに住むことにしました
      私も食品の加工工場での仕事が見つかり、何とか毎月の生活のめどもつきました」

(゚∞゚)「ふむふむ」

657 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 01:55:01.12 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「そのような時でした
      以前、ローンの返済に借りたサラ金の取立てがやってきたのです」

(゚∞゚)「サラ金に手を出されたのですか・・・」

ペー医師はしぶい顔をした

J( 'ー`)し「仕方なかったのです
      当時、お金を貸してくれるところは他にありませんでした」

(゚∞゚)「ふむ」

J( 'ー`)し「借りてから4ヶ月ほど経っていました
      私は返済額がいくらか尋ねました
      借りたのは5万円でした」

664 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 02:02:20.07 ID:qn6p16TR0
(゚∞゚)「いくらになっていたんですか?」

J( 'ー`)し「利息だけで100万になっていました」

(゚∞゚)「100万・・・
    明らかに違法な利息ですな・・・」

J( 'ー`)し「はい・・・
      しかし、借用書を武器に金融業者は返済を迫ってきました
      警察に通報すると息子共々、命の保障はないと脅されたことも
      ありました」

(゚∞゚)「・・・あいつらがやりそうな手段ですな」

ペー医師の表情は険しくなった

669 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 02:05:30.07 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「私の収入だけで生活していた我が家に、そのようなお金があるはずがありません
      とりあえず払える分だけ払いました
      その場で、それですんだのですが、それから定期的に取り立てに来るようになりました」

(゚∞゚)「・・・ふむ」

J( 'ー`)し「返しても返しても、利息は膨らむばかり
      私はひたすら利息分をむしりとられ続けました」

(゚∞゚)「本当にひどいやつらですな」

ペー医師の表情には怒りが見え始めた

673 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 02:11:01.59 ID:qn6p16TR0
J( 'ー`)し「主人の死亡保険が1000万あったのですが、これは息子が大学へ進学する為に絶対に
      手をつけないでおこうとひそかに取っておきました」

(゚∞゚)「なるほど
    懸命な判断です」

ペー医師はうなずいた

J( 'ー`)し「しかし、業者の取立ては日増しに激しさを増していきました」

母はここまで話すと、窓の外を眺めた

(゚∞゚)「・・・長い間話されて疲れたでしょう
    少し休みなされ」

J( 'ー`)し「・・・そうしますわ」

母は窓を眺めながら、返事をした

ペー医師は静かにドアを開け、母の病室から出て行った

677 : ◆OwJQwsENTI :2006/02/26(日) 02:14:53.84 ID:qn6p16TR0
母は上半身をベッドから起こし、ベッドの側にある壁の窓を静かに見つめ続けた

J( 'ー`)し「なんて綺麗な青空なのかしら・・・
      春も近いわね」

母はつぶやいた

J( 'ー`)し(・・・こうしていると昔のことが嘘のよう)

母は目を閉じた

当時の光景が脳裏に思い浮かぶ

母は静かに回想した





(ヽ゚ω゚)ブーンが精神病になったようです 第六部 第四十一話
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